Q&A よくある質問

よく寄せられるご質問とその回答をご紹介します

騒音の原因と影響

  • 騒音はどれくらいの距離まで聞こえるものですか?

    周辺環境や音の種類によって、影響範囲は大きく異なります。

    大型の室外機や非常用発電機などが発生させる騒音は、条件によっては数十メートル以上離れた住宅まで届くケースも少なくありません。特に、地形や周囲の建物配置によって音が反響・伝播しやすい環境では、想定以上に広い範囲へ影響が及ぶことがあります。
    そのため、騒音規制基準を満たすためには、敷地境界線だけで判断するのではなく、周辺環境全体を考慮した防音対策の設計が重要になります。

  • 騒音はどの時間帯に目立ちやすくなりますか?

    設備の種類や運用状況によって異なりますが、必ずしも夜間に騒音そのものが増えるわけではありません。

    データセンターのように基幹設備が24時間稼働する施設では、昼夜を問わず一定の騒音レベルが発生し続けるケースが一般的です。ただし、夏場など熱負荷が高まる時期や、冷却が必要な時間帯には、空調設備(室外機・冷却塔)の稼働率が上がり、騒音レベルが一時的に上昇する傾向があります。
    一方、夜間は周辺の生活音や交通音が減少するため、同じ騒音レベルでも相対的に設備音が目立ちやすくなる点に注意が必要です。

  • どの程度の低減を目指して騒音対策を行えば良いですか?

    施設の立地条件によって目標とすべき騒音レベルは異なります。

    騒音規制法および各自治体の条例では、地域の用途区分や時間帯ごとに、許容される騒音レベルが定められています。一般的に、商業地域や工業地域と比べて、住居専用地域や準住居地域では、より厳しい規制基準が適用されます。
    そのため、まずは施設がどの区域に該当するかを確認した上で、規制基準値を目標値として設定し、必要な低減量を検討することが重要です。
    実際には、現地の騒音レベルや周辺環境によって必要な低減量は異なるため、事前の測定やシミュレーションを行った上で対策内容を検討します。

  • 室外機の稼働音が大きいのはなぜですか?

    熱を効率よく排出するため、ファンが高速・大風量で回転することが主な原因です。

    データセンターのように大量の熱処理が求められる設備では、室外機のファンが常時高速回転し、大風量で運転されます。その結果、強い風切り音や機械音が発生しやすくなり、さらに回転による低周波の振動音が加わることもあります。
    また、室外機の設置台や屋上の床面との共振・振動によって、騒音が増幅されるケースも少なくありません。そのため、室外機単体だけでなく、設置環境も含めて複合的に検討した防音対策が重要になります。

  • 屋上に設備を置くと騒音が大きくなるのはなぜですか?

    遮蔽物が少なく音が拡散しやすいことに加え、建物による反射音が発生しやすいためです。

    大型の空調室外機を屋上に設置すると、周囲に壁や建物などの遮蔽物が少ないため、発生した騒音が広範囲に拡散しやすくなります。
    さらに、周辺の高層ビルや建物の壁面で音が反射し、想定していない方向へ回り込んで地上や周辺住宅に届く「反射音」が問題となるケースも少なくありません。
    このため、屋上設備では騒音の拡散や反射を抑える目的で、防音壁の設置などを含めた対策が特に重要になります。

  • 低周波騒音への対策実績はありますか?

    はい、低周波騒音に対しても多数の対策実績があります。

    非常用発電機や大型の空調設備から発生する低周波騒音は、音の波長が長いため、一般的な防音壁だけでは十分な低減が難しいとされています。
    当社では、低周波音の波長特性を考慮した吸音・遮音構造を持つ大型サイレンサーや防音パネルを、現地条件に合わせて設計・施工することで、低周波騒音問題に対応してきました。
    具体的な対策内容や事例については、お気軽にお問い合わせください。

製品仕様と対策シーン

  • 騒音対策の効果はどの程度期待できますか?

    騒音の種類や設置環境、対策方法によって異なりますが、10~40dB程度の低減が期待できます。

    対策を施す設備の種類や騒音源周辺の環境条件にもよりますが、防音壁による騒音対策では10〜20dB程度の低減が一般的な目安です。一方、非常用発電機向けの大型サイレンサーなどでは、最大40dB程度の減衰効果が確認されているケースもあります。
    当社では、地域の騒音規制基準を確実に満たすことを目的に、騒音対策シミュレーションに基づいた最適な設計・施工を行っています。具体的な低減目標値については、現地調査を実施した上で、お客様と合意形成を図りながら決定します。
    なお、当サイト内の騒音対策シミュレーションツールを使えば、概算の効果を簡単にご確認いただけます。

  • 防音パネルはどんな材質ですか?

    主にアルミを使用し、屋内外の設置に対応した独自開発の防音パネルです。

    当社の防音壁・防音パネルは、アルミを主材料とし、撥水加工をした吸音材と遮音材を組み合わせた構造となっています。これにより、低周波から高周波まで、幅広い周波数帯域の騒音に対応可能です。
    構成部材には不燃性・耐水性に配慮した材料を採用しており、風雨や厳しい環境にさらされる屋外でも、サビや腐食が起こりにくく、高い耐久性を発揮します。
    設置状況に合わせてオーダー設計を行い、様々な形状での対策が可能です。

  • 室外機の防音対策をすると、エアコン設備の性能に影響は出ませんか?

    換気・排熱効率を損なわない設計を行います。

    室外機の防音対策では、空調性能に影響を与えずに騒音を低減することが最も重要なポイントです。特に、データセンターのサーバールーム冷却など、安定した運転が求められる空調設備では、わずかな性能低下も許されません。
    当社ブルアンドベアでは、空気の流入出経路を妨げないよう、換気量や排熱効率を綿密に計算して設計を行っています。サイレンサーや防音壁の設置においても、温度上昇を招かない最適な構造とすることで、空調性能を維持したまま騒音のみを効果的に低減しますので、安心してご相談ください。

  • 屋上の防音は風の影響を受けませんか?

    設置地域の風や地震の影響を考慮して、安全に設計していますのでご安心ください。

    当社の屋上向け防音壁は、設置地域の気象条件を踏まえ、風荷重や地震に対する安全基準を満たす構造計算に基づいて設計されています。これにより、強風地域や高層階に設置した場合でも、倒れたり外れたりする心配なく、長期間安全にご使用いただけます。

  • 屋上への防音工事は建物の構造に負担をかけませんか?

    軽量設計と構造計算により、建物への負担は最小限に抑えられます。

    当社の防音パネルは、軽量なアルミ型材を主材料としているため、従来型の重い防音壁と比べて建物への負担を大幅に軽減できます。
    また、大規模な防音工事を行う場合は、必要に応じて専門家による構造計算を実施し、建物の安全性を確認した上で設計・施工を進めますので、安心してご利用いただけます。

  • ダクトからの騒音が増える原因は何ですか?

    複数の要因が重なって、ダクト騒音が増えることがあります。

    主に以下のような原因が考えられます。
    ・ダクト内の風速が高すぎることによる風切り音
    ・ダクトの劣化や変形による共鳴・振動音
    ・空調機や排気ファンの機械音がダクト内を伝わること
    これらの騒音には、ダクト用サイレンサー(消音器)を用いた設計・施工が極めて効果的です。複合的な原因に合わせて対策を施すことで、騒音を大幅に低減することが可能です。

ご依頼の手順と詳細

  • 騒音対策の見積もりは、どのように依頼すれば良いですか?

    まずはお問い合わせフォームまたはお電話でご連絡ください。

    ご連絡後、以下の流れで対応いたします。
    ・無料の現地調査とヒアリング
    ・調査データに基づいた騒音対策の設計案作成
    ・設計案に基づく具体的なお見積もりの提出
    費用は、設備規模や目標低減値、使用する防音製品(防音壁や大型サイレンサーなど)によって変動します。
    まずはお気軽にお問い合わせください。

  • 現地調査ではどのようなことを確認しますか?

    現地調査では、最適な騒音対策設計のために必要な確認を行います。

    主に以下の項目をチェックします。
    ・騒音の実測:騒音値や周波数などを測定
    ・設備の寸法・状況:搬入・設置スペースやメンテナンス性の確認
    ・目標とする騒音低減値の確認
    ・周辺環境の状況:建物配置や反射音の影響など
    ・お客様のご要望:工期や予算など
    これらの情報をもとに、最適な騒音対策を設計・提案いたします。

  • 設置(施工)は行ってもらえますか?

    はい、設計・製造から現地での設置・施工まで、一貫して対応いたします。

    当社ブルアンドベアでは、以下の点に配慮しながら施工を行います。
    ・安全基準の順守、換気経路や建物構造への影響を考慮
    ・専門スタッフによる現場での最適な設置
    ・軽量製品のご用意:人手やスペースが限られた場所でも施工可能
    これにより、安心・安全に防音設備を設置することができます。

  • 施工期間はどれくらいですか?

    施工期間の目安は、数日~数週間程度です。

    施工の規模、設備の種類、設置場所によって異なりますが、一般的な防音工事では数日~数週間で完了することが多いです。
    なお、事前の現地調査、騒音対策設計、カスタムパネルの製造期間を含めると、全体ではさらに期間が必要となる場合があります。
    具体的なスケジュールについては、見積ご依頼時にご提示いたします。

  • オーダーメイド(サイズ・材質・形状)の対応は可能ですか?

    はい、当社ではオーダーメイド設計・施工を基本としています。

    ブルアンドベアでは、ほとんどすべての防音対策をオーダーメイドの防音パネルで行います。特に大型設備の対応を得意としており、以下の条件に合わせてカスタム設計が可能です。
    ・設備の形状や排気方向
    ・設置場所のスペースや制約
    ・騒音の種類や周波数特性
    お客様の環境に最適なサイズ・材質・形状で、効果的な防音ソリューションをご提案いたします。

  • 防音施工後にメンテナンスは必要ですか?

    当社の防音パネルは、基本的にメンテナンス不要です。

    耐食性に優れたアルミ素材と特殊仕上げにより、サビや腐食が起こりにくく、長期にわたり安定した性能を維持します。
    これにより、
    ・設備保全コストの削減
    ・長期的な安心使用
    が可能です。さらに、当社の防音パネルは95%以上がリサイクル可能な素材で構成されており、環境にも配慮しています。

データセンター対策

  • データセンターの騒音の主な原因は何ですか?

    データセンターにおける騒音の主な原因は、サーバー冷却用の空調設備と非常用電源です。

    大量のサーバーを冷却するために稼働する大容量の空調設備(室外機・冷却塔)は常時一定の騒音が発生しており、建設の際には騒音を考慮して防音壁の設置や防音ルーバーの設置などが行われます。
    さらに大型の非常用発電機なども不可欠で、常時稼働では無いものの稼働時には高い騒音レベルが発生するため、大型サイレンサーなどが取付されることが一般的です。

  • 都市部に立地するデータセンターでは、どのような近隣問題が発生しやすいですか?

    都市部に立地するデータセンターでは、騒音や景観、交通などの近隣問題が発生しやすく、丁寧な対策が必要です。

    近年のAI技術の発展により、大規模データセンターの需要が高まり、通信・電力インフラが整った都市部への立地が増えています。しかし住宅や生活エリアに隣接することで、以下のような課題が生じやすくなります。
    ・騒音問題:空調設備や非常用発電機の稼働による騒音
    ・景観・周辺環境への影響:建物の大きさや外観
    ・交通・物流の影響:建設・運用時の搬入出や増加する車両
    これらの課題に対応するには、立地前の丁寧な対策や、地域住民との対話・協力が不可欠です。

  • 騒音対策の相談は、データセンターの建築前・設計段階から可能ですか?

    はい、建築前・設計段階でのご相談をおすすめします。

    防音対策を建築初期から組み込むことで、後付け工事に比べてコストを抑えながら、より効果的で景観に配慮した設計が可能です。
    具体的には、
    ・大型サイレンサーの最適配置
    ・防音壁の基礎設計
    など、早い段階での相談がスムーズな施工と早期課題解決につながります。

  • 非常電源の防音は稼働中でも施工できますか?

    基本的には、非常用発電機の防音施工は設備設置前に行います。

    後から施工する場合でも、安全上の理由から発電機停止時に実施するのが原則です。ただし、外側防音壁の基礎設置や、稼働に支障のない一部工程については、稼働中でも対応可能な場合があります。
    施工スケジュールや工程は、データセンターご担当者様と綿密に打ち合わせ、業務への影響を最小限に抑える形で計画いたします。